ラインマウント型ポペットの特徴
過酷な環境での安定動作、高い耐久性、および、大流量で定評いただいております。良好なシール性と強い切替力を両立させるように、給気ポペット、排気ポペット、ピストンポペットのそれぞれの面積がバランスよく設計された弁体設計により高速性、高反復性、高シフト力を実現しています。
入口圧力が、インレットポペットを持ち上げて、ポペットシール 部を確実にシール座面に押しつけます。
このため、入口圧力が大きければ大きいほど、シールは確実となります。シール力は、シール座面に対して垂直に働くため、摩耗やキズが生じるような滑りがありません。
ある流量での流速は、流路の断面積に依存します。断面積が小さいほど、流速は大きくなります。ROSS ポペットバルブでは、ポペット・シールとシール座面の間の流体通過部が、最小断面積となります。 この最小断面部で、通過流体は非常に高速(音速に近い)となり、ごみや異物を吹き飛ばします。この作用により、漏れがほとんどないシールを実現します。
ポペットバルブの構造的特徴のため、摩耗によるバルブシールの高さ変化があっても、自動的にストロークが変化して、補正されます。
この結果、バルブの寿命期間中、シール力は一定に保たれます。
パイロットエア圧力は、大面積のピストンに働いて、非常に強い切 替力を生みます。ポペットがシール座面を離れるとすぐに、高速のエア流が発生し、起動の瞬間からすばやい切替動作を行います。ポペットバルブでは、シールの滑りが殆どありません。(滑りのあるシールは、摩耗により、エア漏れが起こりやすくなります。)パイロットエアが無くなると、入口圧力により非常に強い上向きの力が生じ、確実にバルブを復帰位置に切替えます。
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