油圧と空圧は機械の安全サイクルで考慮されていますか?
機械安全とは?
機械災害は労働災害の約5分の1を占め、死亡者数は転倒に次いで2番目に多く、機械災害による労働災害は近年増加傾向にあります。 生産設備の高度化、機械設備の省エネルギー化、生産性の向上を背景とした労働者の多様化などにより、この傾向は今後も続くと予想されます。
機械事故は、人身事故が多いのが特徴で、死亡事故や後遺症を残す事故につながりやすいです。 機械の仕様設計段階で適切なリスクアセスメントを実施することで、ぶつけたり、挟まれたり、切ったり、こすったりするなどの事故を未然に防ぐことができます。
機械の安全における「安全」とは、「許容できるリスクがないこと」と定義されてい す。 (ISO/IEC ガイド 51:1999)
「絶対的な安全」は存在せず、人がミスをして機械が故障することを前提に、人がミスをしたり、機械自体が故障したりしても、作業者の安全を守る機械設計が求められています。
作業への注意喚起や保護具の適正使用など、人(作業者)に対する安全教育の重要性は、今後も変わることはありません。 しかし、労働災害防止の観点から安全教育が広く行われている一方で、「機械そのものの安全」については、国が「機械総合安全基準ガイドライン」や「労働安全衛生法」を制定。 改正第28条の2(危険度評価規程)で定められていますが、その普及や取り組み自体は十分ではありません。
機械は、さまざまな動力源によって稼働する生産設備です。 工場には電気制御以外にも油圧・空圧機器が無数にありますが、日本では油圧・空圧機器のリスクアセスメントが全く見過ごされているのが現状です。
機械の定義
機械安全への取り組みによる投資効果
積極的な安全文化の確立に投資し、最新の方法と技術を使用することは、利益と OEE (可用性、生産速度、および品質) に大きく貢献します。
油圧および空圧機械の安全および労働安全ソリューション ISO13849-1 (カテゴリ/パフォーマンス レベル)
油圧安全弁システム
安全遮断/タンクリターンバルブ
- 冗長バルブシステム
- リリーフ弁付
- 改ざん防止の仕組み
- 最大流量:約189L/m
安全遮断/保持バルブ
- 冗長バルブシステム
- 停電時の垂直荷重保持
- 改ざん防止の仕組み
- 最大流量:約548L/min
空圧式安全弁システム
手動ロックアウトバルブ
- 大流量急速排気
- 減圧可視化ゲージ(オプション)
- ソフトスタート(EEZ-ON®)(オプション)
- 316ステンレス仕様(オプション)
安全遮断/排気弁
- 3/2冗長バルブ
- 「カテゴリー4、パフォーマンスレベルe」
- SIL3
- ソフトスタート(EEZ-ON®)(オプション)
セイフティシリンダ コントロールバルブ
- 5/2冗長バルブ
- 「カテゴリー4、パフォーマンスレベルe」
- SIL3
- ベースマウント仕様
安全落下防止弁
- 4/3冗長バルブ
- 安全シリンダ停止
- 「カテゴリー4、パフォーマンスレベルe」
- ポペット弁の構造
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