空気圧機械安全

  • いつものプレス作業

    ダブルバルブだから安全・・・本当でしょうか?
    シングルバルブより安全ですが、ダブルバルブも内部に弁体を2個搭載している『だけ』です。バルブが故障しても再通電すれば動作してしまいます。(プレスは動いてしまう)

    シーンの内容
    ダブルバルブの内部では、2個の弁体がほぼ同じタイミングで開閉動作を繰り返している。バルブの通電OFFで片側が閉じない時(故障)も、正常な側の弁体が閉じて二次側エアが排気されるので、プレスは停止する。
    しかし、ダブルバルブは片側が故障した状態でも再通電すれば動作してしまう。バルブの排気ポートからエア漏れが発生するが、この「故障徴候」は気が付きにくい。
    労働安全/機械安全のポイント
    「ダブルバルブだから安全」とは言えません。片側故障のまま操業を続ければ、シングルバルブで操業しているのと同じで「挟まれ事故」発生のリスクが増大します。
  • バルブが壊れていたなんて・・・

    故障に気が付きますか?
    モニタ(監視装置)非搭載のバルブは故障の発見が困難です。両弁体とも故障するとプレスは停止せず、「挟まれ事故」のリスクが増大します。

    シーンの内容
    いつもの様にプレス作業をしていたが、既にバルブ内部では片側が故障していた。 オペレータは、片側故障の徴候(排気ポートからエア漏れ)に気付かず操業を続けていたら・・・
    バルブの通電をOFFにした時、両弁体とも故障すると、1つもバルブが閉じないので、二次側エアが排気されず、プレスは止まりません。オペレータは「挟まれ事故」に直面し兼ねません。
    労働安全/機械安全のポイント
    弁体故障を検知するのが「モニタ(監視装置」)です。人によるエア漏れ確認には限界があります。古いプレスはモニタが無いのが大半で、操業中も細心の注意が必要です。
  • 光学式安全装置は動作したが・・・

    安全方策は光学式安全装置だけで安心ですか?
    安全装置が正常に動作しても、『空圧エネルギー』を制御するのはバルブです。バルブの故障は事故に繋がります。

    シーンの内容
    作業者が不注意でワークをうまくセット出来ませんでした。光学式安全装置があるので、隣の作業者が手でワークを直しても機械は止まるはずですが・・・。
    空圧シリンダーの上昇&下降を制御するのは『バルブ』です。バルブが故障してしまうと、安全装置が動作しても、エアの切り替えが出来ずシリンダーは止まりません。
    労働安全/機械安全のポイント
    この場合、安全方策は電気制御『だけ』では不十分です。『空圧エネルギー』もリスクアセスメントの対象です。
  • モニタ付きバルブの安心感

    オペレータも管理者も安心です!
    モニタ(監視装置)付きバルブは、弁体故障をバルブが検知します。オペレータは、安心して作業に専念出来ます。

    シーンの内容
    モニタ(監視装置)付きバルブは、片側故障が発生するとバルブ自身が
    ①故障検知
    ②故障信号の出力
    ③再起動防止 を行う。
    特に③は故障中にバルブに通電してもバルブが動作しないので、オペレータの安全が確保される。
    モニタ付きならオペレータはエア漏れ確認から解放され、生産性の高い作業に専念できる。
    労働安全/機械安全のポイント
    プレス作業には多種多様なオペレータが従事しています。誰が作業しても安全な設備作りには、機械による安全確保『機械安全』の考え方が欠かせません。
  • 決めなきゃならないのに、決められなかった。。。

    ROSSの高速手動圧抜き弁は一般的なボール弁とは全く違う形状をしているのに加え、操作部は赤色*、本体は黄色という非常停止用ボタンと同じ警告色です。(*スロースタート機能付きの操作部は青色です。)

    シーンの内容
    ある製品の製造に不具合が発生。直ぐに機械の状況確認が必要で、そのためには機械を動かす全ての動力エネルギーを遮断しなければならない。早急に対応せよとの指示を受けた。入社後すぐに、研修でどれが遮断排気弁か教わったけど、覚えてない。。。一般の3方弁も、遮断排気弁も見た目が似ていて、どれを遮断すればよいの??
    労働安全/機械安全のポイント
    空気圧遮断排気弁は、他の手動弁とは見るからに違う形、違う色の物を使用することで、忘れにくい社内ルールを作ることが大切です!
  • ダブルバルブなら故障しても『挟まれ』を回避します

    バルブが故障してもシリンダーは上昇します。
    バルブ内部の弁体が二重化されています。バルブ故障時も正常な弁体が動作してシリンダーを復帰(上昇)させます。

    シーンの内容
    シリンダー制御バルブを『ダブルバルブ』にしました。
    この時、シリンダーの復帰位置を『上昇端』に設定しておくと、ダブルバルブの片側が故障しても、正常な側の弁体が動作してシリンダーを設定位置に復帰させます。
    空圧エネルギー制御の二重化(ダブルバルブ化)と光学式安全装置で、作業者の挟まれ事故を回避することができます。
    労働安全/機械安全のポイント
    RSeシリーズは2つの弁体動作を信号出力出来ます。制御回路は取り込んだ信号を元にバルブ故障時に『再起動防止』制御とすることで、バルブが故障状態のままでの操業を防ぐことができます。
  • 想像以上に掛かる時間。。。

    ROSSの高速手動圧抜き弁の排気口径は、入口側、出口側と同等かそれ以上の大きさで、業界最速クラスのスピードで残圧を排気可能です。

    シーンの内容
    GW中の定期機械保守(整備)を行う機械保守担当者。会社のルール通り、機械を動かす全ての動力エネルギーを遮断するため残圧抜き弁を探して、供給エアを遮断、配管内の残圧エアの排気を開始。一般のボール弁では、配管内全ての残圧エアを排気するまでには想像以上の時間が掛かります。「まあ、だいたい抜けていればOK」という考えで、機械に不用意に近づくと、まだ残っている圧縮エアにより、突然シリンダが動き出すかもしれません。
    労働安全/機械安全のポイント
    若い保守担当者だけでなく、ベテランの保守担当者も経験や勘を頼りして遭遇してしまう事故です。
    このような事故を防ぐためにも、遮断弁を操作後、配管内の残圧エアを可能な限り早く排気することが大切です。また、エア遮断&排気後は、第三者による起動防止のために、遮断排気弁に鍵を掛ける、遮断弁にタグをつけて警告すること(ロックアウト・タグアウト)のルール作成も必要です。